私が主人公

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ダッダッダッダッダッダッ!! 美夢が階段を駆け降りて来た。 「ちょっと、美夢、朝ご飯は?」 「そんな暇ない!!お母さん、弁当は?」 「はいはい、机の上よ。それより、美夢、髪跳ねてるわよ。」 「も~、行って来ます。」 弁当を鞄に入れ、片方の手で髪を押さえ付けながら急いで玄関に向った。 ガチャッ!! 「あいつは、誰に似たんだか。」 椅子に座り、新聞を読んでいた父が喋った。 「ほらほら、アナタも遅刻しますよ。」 「何!?もうこんな時間か?」
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