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~1限目国語~
教卓には、指示棒を持った厳つい国語の先生が生徒目掛けて目をギラギラ光らせている。
『やっば~眠たくなってきた。』
美夢は、あろうことかうたた寝しはじめた。
「よ~し、斉藤もういいぞ。次、冬月!!読んでみろ!!」
『げっ!?(汗)』
「はっはい。」
美夢は、教科書を持ってたてった。しかし、どこを読むかまったく聞いてなかった。
「えっーとー(汗)」
国語の先生が指示棒を手でパチパチさせながらゆっくりと美夢に近付いてきた。
ガラッ!!
1人の男の子が教室に入ってきた。背は、大きめで見た感じ不良のその少年が入ってくるやいなや、国語の先生は、意地悪そうな顔をして向きをかえ真っ直ぐに少年の所に歩いて行った。
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