一章 入学式及び強制恐怖体験

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    「ここが、僕が今日から通う学校かぁ……大きいなぁ……」   目の前に建ち聳える校舎に圧倒されながらも、僕は感嘆の声を上げた。     中学3年の秋に行われた魔力検査で、陽性反応が出た僕は有無を言わさずに、今目の前に建ち聳える『国立魔法学校』に進学する事になった。     「魔法云々はともかく、僕も今日から高校生なんだよなぁ……いろいろ頑張らなきゃ」   と密かに意気込みながら一人呟いた後、両脇に置いていた巨大な荷物を持ち上げ、早速入学式が行われる体育館へと進んで行った。  
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