私の大切なおじいちゃん

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夏休みに入ったら、おじいちゃんの家に、お泊まりして、お庭で花火をやったっけ。 お庭の外から 「ほれ、花火の準備ができたから、みんな外においで」 花火の光に照らされながらおじいちゃんは言った。 私たち兄弟4人は 「はーい」 元気よくお庭へと、飛び出すようにでていく。 あの時の花火、覚えてる? おじいちゃんは生き生きとした顔をしていたんだよ? 私たちも無邪気に笑ったっけ。 花火から発せられる、何色もの色を見つめながら、夏の日を感じていた。
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