9人が本棚に入れています
本棚に追加
/62ページ
~序章~皇帝暗殺!
この国には少数ながら【鬼人】(オニ)と呼ばれる者達が住んでいる。
伝説では太古の昔、世界を震撼させた鬼神の終焉の地と呼ばれている。
外国からは鬼ヶ島なんて呼ばれ恐れられている人口数10万人余りの16の藩から成る小さな島国である。
その鬼神が死の間際に力を先住民に、ばら撒き、それを色濃く受け継いだのが鬼人というわけだ。
鬼人と言っても【鬼氣】(オーラ)を纏うことにより運動能力や戦闘能力が高いだけであり、切られれば死ぬし殴られば痛い。この物語りの主人公【大那 舞人】(ダイナマイト)もそんな鬼人の一人だ!
更に鬼神が死の間際に我が身を削り創りだした遺産が9つの【鬼牙】(オーガ)である。
鬼牙(オーガ)は鬼氣(オーラ)に呼応し絶対なる力を生み出す!
なぜ鬼神が身を削ってまで鬼牙を創り出したのかは一切不明である。
こんな島国 【陽本】(ヒノモト)の実権を僧侶が握る様になり、早20年の月日が流れる。
現在国の3割が神職であり、6割以上が信者、ここ10年余りで一気に増加した。残りの1割弱が反対勢力や孤児もしくは変わり者の少数派である。
20年前迄、国の絶対権力者は鬼人であり独裁により国は泣いていた…。
そう…。あの日迄…。
最初のコメントを投稿しよう!