孕み
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病み付く風 天をかごめ泳げば また散る 今年の桜は咲くか 毎日神仏頼み いつか双手焼け 間から産み落とし種 地に蒔く 肌の剥がれた 嗚呼 貴方が欲しがっていた 「ほら 地から芽が咲く」 千種の色 風に吹かれて握り手離し あの子の囃子が聞こえた 廻る廻る かごめは天を踊り いつの日か また地に振り返るでしょう そのときまで まだ 芽は出るかい? 「貴方が欲しがっていた」
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