言霊

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独りの少女は言いました 「どうせ尽きる命ならば、アナタの為に捧げます」 しかし、相手の男は頑なにそれを断りました。 「アナタの命。勝手に弄ぶのはいかん。」 少女は泣く泣くそれを受け入れ、戦場へ向かう彼の背中を見送った。 あぁ、 アナタの命。体さえ 無くなることを私は拒んでいます。 どうかご無事で
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