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恋愛に臆病なのか、彼女は片思いばかりの人生を送っていた。
初めての片思いは小6の頃。同じクラスの男の子に、
『なぁ~んとなく』
好意を抱く♪
でも好きって言うより、
『好きかもしれない?』
『見ているだけでいい。』
そんな感じだった。
それから中学生になり、その子への気持ちも
『なぁ~んとなく』
消えてしまい、違う男の子に興味を持つように…。
今度は少しは本気みたいで、友達に
『好きな食べ物とかを聞いてきて欲しい』
と、お願いをした。友達は快く引き受けてくれた。それから数日後、友達に返事の結果を聞くと驚きの回答が…。
『私も好きだから教えられない。』
彼女はその答えに唖然とした。でも何故か友達を責める事が出来なかった。自分で聞けなかった事が、いけなかったのだと思ったから、彼女はその子の事をあっさり諦めてしまった。
彼女はあまりにも恋愛に対して、簡単に考えているのか粘る事を知らなかった。
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