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男運のない彼女は男性を知る為に、ラウンジに勤める事にした。
彼女は人見知りが激しく、お酒は呑めない、煙草も吸わない、どう考えてもラウンジには向かないタイプだった。
彼女は彼女なりに頑張って接客した。そんな姿をじっと見つめる1人の男性。
男性は彼女に優しく囁いた。
『アフター誘っていいかな?』
彼女は『アフター』の意味を知らずに返事をした。
仕事が終わり、店を出るとさっきの男性がいた。男性は彼女を食事に誘って、それから彼女を家まで送った。
次の日も次の日も、男性は彼女に逢いに店に来た。帰りはいつも男性が送る。
そんな日が続いたある日…。
『大事な話があるんだ』
男性が急に話し出した。彼女は『何だろう?』と男性に問い掛けた。男性は
『親子にも友達にも相談出来なくて、あなたになら相談出来るかなって…。』
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