二節

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グエンの身体中鳥肌が立った     ここまで不気味なプレッシャーを感じたのは初めてだ     「………面白れぇじゃねぇか」     グエンは、再び大剣を構えてアルに向かって跳ぶ     大剣が風を切る音を鳴らせながら、アルに襲いかかった     それをアルは避けて、いつのまにか手に持っていた小石を握る     大剣を再び振って攻撃してくるグエン………アルは、大剣に向けて小石を投げた     特になにも起こらずに、大剣は小石を吹き飛ばす     「………………」     今度は、普通にグエンの大剣を大鎌で受け止めてみた、すると…………     「―――――――――ッ!」     再び爆発が巻き起こり、アルは再び吹き飛んだ     しかし、アルは空中で少し回転て、鮮やかに着地をした     そして、成程と呟く     「その大剣、魔法陣が掘ってありますね………あなたの攻撃対象に触れると爆発する、そんな仕組みですか」     アルの言葉を聞いて、グエンはニヤリと笑う     「御名答だな、けどよ」     再びグエンは大剣を構えた     「理解しようがしまいが、まったく問題ねぇよ」     アルは、そうだねと呟いて、大鎌を構えて言った     「どんな能力があろうと僕にはなんの問題も無いよ」
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