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大鎌を構えて、余裕の笑みを浮かべているアルに、グエンは再び斬りかかった
それを、アルは軽く体をそらして避ける
「おらっ!」
大剣を振り回すグエンと、それを微笑を浮かべながら容易く避けるアル
「グッ!!!」
攻撃を避ける事だけに専念していたかに見えたアルが、突如グエンの腹を拳で殴りつけた
グエンの体が僅かに宙に浮いて、後方に飛ばされる
なんとか着地をするが、方膝をついて軽く咳き込む
そんなグエンを見ながら、アルはクスクスと笑う
「軽いですね」
その言葉を聞いて、グエンは鋭い眼でアルを睨みつける
対するアルは、本当に楽しそうにクスクスと笑っている
「…………チッ!」
グエンはゆっくりと立ち上がって、大剣を構える
「あれ?………まだ、向かって来るんですか?逃げた方が良いですよ?」
まぁ、逃がしませんけどと付け加えてクスクス笑うアル
「ハッ、今にその余裕面消してやるよ」
グエンの大剣から紅の焔が巻き上がる
それを見て、アルはへぇ、と呟く
「死になぁ!!!」
グエンが大剣を振りおろすのと同時に、大剣から巻き上がっていた焔が放出された
大剣から放たれた焔は、鳥の形となりアルに向かって行く。
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