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「うぉおっ!!なんじゃありゃあ!!?」
グエンの大剣から放たれた焔の鳥を見ながらエリザは叫ぶ
かなりの速度その焔の鳥を、アルは軽々と避けて見せた
焔の鳥は、背後にある一軒の家に直撃して大爆発を起こした
戦いを見守る人々のひとりが、ワシの家がとか呟いているが、誰も気にしていない
軽々と避けたアルは、この程度?と言わんばかりにクスクス笑いながら、グエンを眺める
「ハッ、なめんじゃ………ねぇっ!!!」
もう一度、グエンの大剣から焔が巻き起こり、巨大な焔の鳥となってアルを襲う
それをアルが避けようとした瞬間、焔の鳥がいきなりバラけ、一羽からかなりな数になった
「これなら避けれねぇだろうがよ!!!」
無数の鳥が爆発するのとほぼ同時にそう叫びながら、グエンは焔の鳥を連発した
「おらっ!おらおらっ!うおらぁっ!!!」
連続で焔の鳥を叩き込んだグエン、周囲には煙りが巻き上がる
「どうだよ?」
ニヤリと笑いながらグエンは呟く
「そうですね、派手で結構強いし、良い技だと思います」
不意にアルの声が聞こえて、グエンの両眼が見開く
「――――――――――なっ!?」
驚いて振り返るグエンの眼に、無傷のアルが映った
「さて、そっちもいろいろやって下さいましたし…………」
アルは大鎌を振り上げて、微笑んで言った
「もう、終わりにしますね?」
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