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「アル君っ!殺しはダメ!絶対!」
パチンパチンとエリザがアルを叩き、痛い、痛いよとアルが涙目で抗議をする
今まで恐れていたあの少年が………なんか変な、ポッと出っぽい変な女にやられている
なんだ?この状況は…………?
周囲の人々の視線を感じたエリザは、振り返って笑みを浮かべる
そして、エリザは親指をたてて叫んだ
「どもっ!正義の味方、エリザです!!!」
正義の味方……………人々が胡散臭そうにエリザを見るが、エリザはまったく気にしていないらしく、異様に誇らし気な顔をしながら言葉を続けた
「正義の味方なんで、当然悪い事をする奴やらなんやらを懲らしめるのが生業です」
そして、エリザはアルの頭を鷲掴みした
そしてぶんぶんと振り出した…………アルはなんかあうあう言っている
「ここにいる、死を………えっと、死をなんとやらのアル君は、正義の味方のあたしの前に戦って敗れたのだ!結構前に!」
頭を揺らされながら、アルは必死に思考していた
僕、エリザさんと戦ったっけ……………?
抗議するのもなんだったのでそのままにした
アル的にはエリザと戦うのは嫌だし、戦っても何故かエリザを殺せない気がする
首を斬り落としても、ぶぎゃあとか言って、来週くらいには何事も無かったかの様に普通に蘇ってそうだとアルは思った。
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