二節

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「そんなわけで!あたしに負けた死をなんとやらのアル君は、改心してあたしと一緒に正義の味方をやる事になったのだぁっ!!!」     片手を強く握り締めながら、エリザは大声で宣言する     「だから、てか元々アル君は手を出されない限り手出ししないらしいから、そんなに危険性はないのだ、いざって時はあたしが今回みたいに止めに入るしねっ!」     ふふんと笑うエリザと、涙目でしゃがみながら頭を押さえているアルを見くらべて、そうなのだろうなと町人達は考えた                       「……………ふぅむ、やりよるのう、アルを手なづけおったわい」     とある一軒家の上、レイブンはエリザとアルの様子を見ながら呟く     「やれやれ、まさかあんな頭の無さそうな小娘にアルが心を許すとはのう…………何故?」     多分、答えはないだろう呟きをするレイブン     「あっ!ちなみにあたしはまだまだ仲間になってくれる正義の味方を募集してまぁす♪どうぞ、あたしと一緒に正義の味方やりたい人この指止まれ!」     そう叫んで、人差し指をあげるエリザを見ながら、レイブンは溜め息をついた。
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