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グエンとアルが小屋に着いた時、エリザは小屋の入り口の前でぼうっ………と立ち尽くしていた。
「どうした?」
グエンが尋ねて小屋の中を覗きこむと、その例の妹だろう、少女がいた。
体を縄で縛られた状態で、気を失っているらしく、グッタリしている。
その様子を見ながら、うむ、と口許をおさえながらエリザは呟く。
「お楽しみのびふぉあーか、それともあふたぁか…………」
服はちゃんとつけてるとこ見ると、びふぉあーだよねとグエンを見上げるエリザに、アホかとグエンはツッコミを入れる。
その後ろの方で、アルは小屋の中を見ようとしているが、体のでかいグエンに遮られて見えない為に、背伸びしたりしている。
「とにかく、ほどこっか、縄」
小屋の中に入ろうとしたエリザ、その瞬間
「おめぇらそこでなにやっちょるだかぁ!」
男声の罵声が響いた。
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