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当時5歳
私は、その日、友達と遊ぶ約束をしていた
いつもの広場で友達を待っていたが……友達は、なかなか現れなかった
私は、ボール遊びをしながら、友達を待った
しかし、私は、当時5歳……子どもの集中力はそんなに高いものではないので、すぐにあきた
辺りになにか楽しいものはないかと探してみた
すると、古い神社があった
探求心の強い私は神社に向かった
神社に登ると
家の近所が見渡せる状態だった
そこからだと友達が来たかどうか一目瞭然だったので、私は、そこで時間を潰した
それでも、友達はなかなか来なかった
私は、階段の所に座っていると、一人の女性が階段を登ってきた
白いワンピースを来た女性だった
「坊や……どうしたの?」
と女性は、私に話しかけてきた
「友達を待ってるの」
「そう……お姉ちゃんが一緒に待っててあげようか?」
と女性は私の横に座った
子どもながらになにかイヤな感じがした私は
「ダメ!」
と私が立って、広場に向かおうとすると
女性は私の手を掴んだ
私が腕を振り切ろうとすると
腕が
ビシビシと骨が鳴る音がした
その音を聞いて、さらに腕を振り切ろうとしたが抜けなかった
だんだん、力が強くなっていく
「い……いたいよ」と私が言うと
「あなたも……私を置いて……逃げるの?」
さっきまでの声をとは違っていた
男の人のような声だった
女性は、私を床に叩きつけると同時に私の首を絞め始めた
「く……くる……しい……」
と私が言っても、力が弱まる事はなく、逆に強くなった
「死ね……死ね……死ネ……シネ……ハッハハハハ」
なにかの呪文かのように女性はつぶやいた
そこで私の意識は途絶えた
私の名前を呼ぶ声に私は目覚めた
私は、夢だったんだろうと思い友達のもとに向かった
「遅いよ!」
「ごめんごめん!あれ?」
すると、友達は、私の首の方を見た
「どうしたの?」
「首がなんか赤黒くなってるよ?どうしたん?」
と友達が聞いたと同時に、首に激痛が走った
「い……いたい……」
「大丈夫?」
と友達が私に手をやろうとしたその時
私の身体……服が徐々に赤黒くなっていった
子どもでも、分かった
これは血だった
全身が赤黒くなった瞬間
後ろから
「また……殺し損ねた……でも、次は二人も殺せる」
と女性の声がした
姿はなかった
私は、友達も危ないと感じ、友達と一緒にその場から逃げた
私と友達はすぐに近所のお寺に向かった
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