第3話

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俺が一人で廊下を歩いていると、中庭のベンチに三室の姿が見えた。 しかもその隣には見知らぬ男…三室がいつもつるんでいる派手めな奴らとは明らかに違う、小柄で大人しそうな奴が座っている。 色素の薄いくせ毛と大きな垂れ目により、年齢はおろか性別すら間違えられそうだ。 もしかしてあれが佐波隆之だろうか。
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