人魚と王子

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人魚姫は、双子の魔法使いに、そのことを言いました。 双子の魔法使いは、全てを受け入れて、更に聞き返しました。 「「それでいいのね?」」 人魚姫は、もう迷いませんでした。 「はい。もちろんです。」 双子の魔法使いは、やれやれといった顔をして、人魚姫に、あるものを渡しました。 人魚姫には、重く感じられました。 西の魔法使いはいいます。 「純銀の短剣です。王子がもし、発狂していたら、それを、心臓にさしなさい。」 人魚姫は、うなづき、双子の魔法使いに別れをつげて、海の上へと向かいました。
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