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海の上に浮かび上がると、直ぐに王子の家臣と出会えました。
家臣は人魚姫を捕まえましたが、人魚姫は抵抗しませんでした。
「王子!人魚姫をつれてきましたよ!」
家臣が、人魚姫をつれて王子の部屋に飛込みました。
王子は、フッと笑ってこういいました。
「ご苦労様…」
次の瞬間。
その家臣の首が宙を舞いました。
首からはおびただしい量の血が吹き出しています。
人魚姫にも、家臣の血がかかりました。
そして、王子の行為で、人魚姫は全てを悟りました。
「…あの手紙はこうして書いていたのね。」
「そうだよ。悪いかい?」
「最低ね。」
人魚姫が冷たくいい放つと、王子はカッと目を見開き、人魚姫の首を絞めました。
「誰のせいでこんなことになってるんだ!?紛れもなく、お前のせいだろう!?」
人魚姫は、首を掴む王子の手から逃れようとしました。
しかし、王子の力は強くなるばかりです。
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