たまこといっしょ

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ふいに、陽射しが眩しくて空を見上げた。 馬鹿みたいによく晴れた空は、真っ青で雲がほとんどなかった。 まるで今の僕の心を映してるみたいに。 僕は走りに走って駅に向かった。 たまこはここにいないかもしれない。 でも、もしかしたら..。 駅に着くと、僕は周りの視線でようやく自分がものすごい格好をしていることに気付いた。 昼間というのに学校にも行かずに、泣きまくった顔でジャージにスリッパをつっかけた高校生。 駅員に、何をするか分からない危険物みたいな目で見られている気がした。 でも、そんなことどうでもよかった。 僕はきょろきょろと駅の中を見回した。 タバコをふかしたサラリーマン、背の丸まった老人、やたらとでかい声で話すカップル..。 僕はたまこの姿を探して駅の中を歩いた。
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