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『発端』
刻は宇宙世紀…
人類はコロニーと呼ばれる円筒型の巨大居住空間を宇宙に建造…増えすぎた人口の大半を移住させ、地球における様々な問題を回避する事に成功した……
いくつも存在するコロニーの中で人は子を産み、生活していった……
そんなコロニーの1つ『サイド3』で革命と言うべきなのか、ある考えを訴える者が現れた……
ジオン・ズム・ダイクン
彼は地球の重力から解き放たれた人類には1つの革新があると訴えた……
ニュータイプ論…人類は宇宙に出て、使っていなかった脳の部分を使えるようになり、解り遭える存在へと進化するであろうと……
主張を掲げる彼に人々は賛同し始め、遂にはサイド3を一国家として認めるように地球側に交渉する話まで進んでいた。
彼は道化だった…彼の崇高なる意思とは裏腹に地球を恨み、妬む者もいた。サイド3は地球から最も遠く、地球からの恩恵は殆ど皆無であり、それゆえに自然と地球への反抗心は高まっていったのである……
いつしか彼の主張とは全く関係ない独立心のみが人心を動かしていった……
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