虹の空

1

そんな僕にも１つ位は楽しみがある。

それは月に１度の小遣い日だ。

これを聞いた人は絶対言いたくなるであろうセリフを先に言っておく事にしよう。

「バイトは??」

でも自分は親の脛をかじりたい訳ではない、バイトが出来ない理由がある。

学校がアルバイトを禁止しているのだ。一応校則ではバイトが発覚した場合停学になるらしい、といってもこっそりしてる人は沢山いるのだが…

でも小心者の僕には決して容易な事ではない。親にも迷惑掛かるし、第一に怖いのだ。