刹那
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バイトを始めてまだ間もない頃 一度、お客さまを怒らせてしまったことがある。 その時、オロオロしているあたしをフォローしてくれたのが 真一さんだった。 真一さんには 彼女がいた。 もうすぐ、付き合って一年になると 休憩時間に話してくれた。 頼んでもないのに 彼女のプリクラを見せてきたりもした。 だけど あたしは何故か目を伏せていた。
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