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その日の放課後…
俺と和彦は屋上で勝負するコトになった。
屋上には大勢のギャラリー達と一緒に3年の番格の鈴木と青木さん達がいた。
俺と和彦は屋上で黙って睨み合った。
そのトキだ…
鈴木のヤロウがでしゃばって言い出しやがった。
テメェらとっとと始めろや!…
鈴木!…
黙って見てろや!…
青木さんが鈴木に叫んだ。
青木さんと鈴木のヤロウが睨み合っている。
何だかそっちでも始まりそうな雰囲気になって来た。
!?…
いきなり顔面に一発喰らった…
俺はブッ飛んじまった。
貴…
よそ見してんなよ?…
今日からお前は俺の下になるんだからよ…
和彦が言った。
ちっ…
鈴木の馬鹿に気を取られて油断しちまった…
こうして俺と和彦のタイマン勝負は始まった。
どのくらいの時間、俺と和彦は殴り合っていたのだろう…
気がつくと俺も和彦もフラフラになっていた。
和彦が大きく息をしようとしたその瞬間…
俺の蹴りが和彦の腹にモロに入った…
和彦が腹を押さえて苦しそうにしている。
それを見た俺は一気に勝負をキメにいった。
そのトキだ…
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