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マモルさんの決定は絶対だ…
俺達は誰も何も言えない…
だけど…
俺達は青木さんを忘れるコトが出来ない…
鈴木の汚い罠に…
俺達は鈴木の卑怯な罠にハメられて鑑別送りになっちまった青木さんのコトを忘れるコトなんか出来ない…
青木さんしか俺達のO中学の頭として認めるコトは出来ない…
俺達は薄汚い鈴木のヤロウのコトなんか頭として認めるコトは出来ない…
絶対に…
俺はマモルさんにそう言った。
俺はマモルさんのコトを見た。
マモルさんは鈴木のコトを見ていた。
俺も鈴木のコトを見た。
!?…
何だ!?…
鈴木のヤロウは真っ青な顔をして震えながら下を向いていた。
?????…
何だ!?…
鈴木のヤロウは何をそんなにビビっていやがんだ?…
そのトキ、マモルさんが言った。
鈴木?…
今…
貴達が言ったコトはよ、ホントの話かよ?…
マモルさんの声のトーンがだんだんと冷たくなっていく…
マモルさんの声ダケじゃない…
マモルさんの周りの空気がどんどん冷たくなっていく…
もうすぐ夏だっていうのに俺は震えて来た。
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