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鈴木?…
何とか言えよ?…
マモルさんが言った。
鈴木を見るとすっかりビビっちまって喋るコトも出来ないようだった。
鈴木!…
マモルさんがいきなり鈴木のコトを殴り飛ばした。
俺にはなにがなんだか全然分からない…
怖ぇ…
俺はマモルさんを見て思った。
鈴木のヤロウは地面にうずくまったまま起きるコトも出来ないようだった。
鈴木のヤロウは地面にうずくまったまま震えていた。
鈴木…
テメェはそんなモンか?…
何で青木と勝負出来ねぇ?…
それじゃあよ…
2年坊達がよ、お前に逆らうはずだよな?…
マモルさんが言った。
鈴木のヤロウは地面にうずくまって震えたままだ…
俺達だってマモルさんの伝説は知っている…
マモルさんは今じゃこの街のチームの特攻の頭だ…
来年はチームの頭になるコトが決まっている…
この街の夜の世界の王様だ…
マモルさんに逆らっては…
この街のワルの世界じゃ生きてはいけない…
俺達だってマモルさんに逆らおうなんて思わない…
鈴木のヤロウがビビっちまうのも当たり前の話だった…
マモルさんが冷たい声のまま言った。
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