6823人が本棚に入れています
本棚に追加
そうだな…
お楽しみはこれからってコトだよな?…
和彦が言った。
来たらヤルダケのコトさ…
俺達はドコにも負けねぇ!…
俺は言った。
そうだな…
俺達はドコにも負けねぇ…
貴…
頼りにしているぜ?…
和彦達は笑いながらそう言うと教室から出て行った。
1人教室に残った俺はタバコに火を点けると教室の窓からグラウンドを見下ろした。
窓の外にはまだ部活動中のヤツラがグラウンドを走っているのが見えた。
俺はそんなヤツラをぼんやりと眺めながら思った。
俺は支配するとかしねぇとかそんなくだらねぇコトには全然興味はねぇケドよ…
いったい誰がこの街で1番強いのか?…
それには大いに興味がある…
俺がなってヤル…
この街で1番強い男に俺がなってヤル!…
グラウンドを見下ろしながら俺はそんなコトを考えていた。
中学2年の3学期の終わり…
もうすぐ俺達が中学3年になる頃のコトだった。
最初のコメントを投稿しよう!