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俺と隆三のタイマンの話を聞いたギャラリーが大勢屋上に集まっていた。
俺が隆三を倒すとそれまでざわついていたギャラリー達が急に静かになった。
ギャラリー達の視線が一カ所に集まっている…
俺がギャラリー達の視線の先を見るとソコには和彦が立っていた。
俺と和彦はただ黙ってそのまま睨み合っていた。
次の日から…
校内では俺と和彦がいつブツかり合うのかという話題で持ち切りになっていた。
俺はその日、自分の教室で黙って外を眺めていた。
ふと気がつくと今までざわついていた教室の中が急に静かになっていた。
俺は和彦が来たと思った。
和彦のヤツ…
わざわざココまで乗り込んで来やがったんかよ?…
俺はそのまま静かに振り返った。
あ!?…
俺は少し驚いた。
ソコにいたのは3年で番を張っている鈴木だった。
ちっ、鈴木のヤロウ…
一体何の用だ?…
俺は思った。
貴…
ちっと来いや…
鈴木のヤロウはやけに偉そうに大物ぶって俺のコトを呼び出しやがった。
あ?このヤロウ…
何を大物ぶっていやがんだ?…
やっちまうか?…
俺はそんなコトを考えながら鈴木のトコへ歩いて行くと鈴木の後ろに誰かいるコトに気がついた。
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