6823人が本棚に入れています
本棚に追加
!?…
和彦?…
鈴木の後ろには和彦が黙ったまま立っていた。
俺と和彦はそのまま黙って睨み合った。
それを見ていた鈴木のヤロウが喋り出した。
お前らよ?…
いつまでも大物ぶってちっとも勝負しやがらねぇからよ…
わざわざこのO中学の頭の俺が来てやったんだよ…
お前ら…
今すぐココで勝負しろや…
鈴木のヤロウは偉そうに言いやがった。
あ?…
このヤロウ…
何を考えていやがんだ?…
俺は鈴木のヤロウのコトを見ながら考えた。
すると和彦が鈴木に向かって言った。
鈴木さん…
あんた何を考えてんだ?…
ミエミエなんだよ…
あ?何だと和彦…
鈴木が言った。
ふん、鈴木さんよ…
今この学校のワルの中でアンタに勝てそうなのは俺と貴の2人ダケだよな?…
その俺と貴の2人が今ココで潰し合って残った方をアンタがこの場でヤル…
そうすりゃよ…
アンタのこの学校での番の座は安泰だもんな?…
和彦が言った。
何だと?和彦…
このヤロウ…
俺はお前ら2人なんざメじゃねぇんだよ…
ナメたコト言ってんとよ…
2人共やっちまうぞ?コラ…
図星をつかれたのか鈴木のヤロウはうろたえながら言いやがった。
最初のコメントを投稿しよう!