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ちっ、そういうコトかよ?…
スゲェ番長様がいたモンだぜ…
俺は思った。
俺は和彦を見た。
和彦は俺を見ながら言った。
貴…
今日だ…
俺は和彦のコトを見ながら黙って頷いた。
おい、和彦…
あ?テメェは何を言っていやがんだ?コラ…
鈴木のヤロウが1人で喚き散らしていた。
和彦は鈴木のヤロウのコトを睨みつけるとそのまま黙って教室から出て行った。
貴、テメェ…
和彦もテメェも今日限りだ…
テメェら2人共よ…
今日、俺がヤル!…
鈴木はそう叫ぶと辺りにあった机を蹴り飛ばして教室から出て行った。
俺はすっかり呆れて鈴木のコトを見ていた。
あれがうちの中学の番長様なんかよ?…
ホントにスゴイね…
俺は教室から出ると裏庭のいつもの場所にタバコを吸いに行った。
俺はタバコを吸いながら少し考え込んじまった。
しかし…
これで3年も全部が敵か…
たとえ和彦に勝って2年をシメても次は3年全部が敵かよ…
メンドクセェな…
ちっ、今はそんなコト考えても仕方ねぇか…
なるようになんだろ…
ソコへ3年で鈴木と同じ番格の青木さんがやって来た。
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