02.近づくな。

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「で、でも… …私は、お目付け役ですから、」 「…いらねぇよ。 ちゃんと、行くから。 お前に迷惑かからないようにすればいいんだろ?」 「、違…」 何か言いたげに、眉をひそめる夕映。 …けれど、その先を聞いてしまったら…もう後戻りはできないと、察してしまったから 「…短い間だったが、それなりに楽しかった。 …ありがとな」 「っ雅也、く…」 …どうして、泣く? ガミ男に、脅されてるのか? 俺を更正できたら成績良くしてやるとか、言われてんのか? 「…じゃあ、な。 …冬間」 …違う、 「…っ、…あ…」 そんなヤツじゃないって、わかってるからこそ 傷つけたくない。 俺のせいで、お前が危険な目にあうのは…イヤなんだよ ---------- …六時間目、教室。 まわりは、何か物珍しいモノを見るような目つきで、雅也を遠巻きに見ている。 『めずらしくいると思ったら、最後までいるとはね…』 『さすがに焦ったんじゃねぇの?去年は留年しかけたし』 『別に、こなくてもいいのに…』 、ダァンッッ!! 「…るせぇよ… 聞こえてンだよ、タコ」 雅也の威嚇がきいたのか、まわりは一斉に沈黙をつむいで。 先生も、注意することなく、黙りこんでしまった。 『…ダメですよ、雅也くん』 …、… 『雅也くんは、本当はやさしいんですから…。 そんな言葉使いしたら、カンチガイされちゃいますよ…?』 …なんで、
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