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「てかアレン、まだ学園に着かないの?」
そこに黒いショートヘアーの少女が尋ねてきた。
「もうすぐの筈だぜ、クリス。あのでっかい城がそうだ」
そう言って、アレンがもう遠くない場所にある城を指差した。
「…ボク……大きいとこも…嫌い…」
嫌いな物が多いミュウは、更に嫌そうな顔になる。
「我が儘言わないの。当分彼処が私達が住むとこなんだから」
「まぁクリスの言う通りだな。俺達も早く都会の暮らしに慣れなきゃな~」
アレンはのんびりとした口調で同意した。
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