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次の日
私ゎこっそりと夫と瑞希を見に瑞希の家まで行ってみることにした。
「大丈夫…大丈夫…」
家に近付いていく度不安が増していく。それを振り払うように自然と足が速くなって、瑞希の家が見えたとたん私ゎ走っていた。
異変ゎ見てすぐにわかった。
本来、夫ゎこの時間会社に行っているはずだ。
そして、夫婦交換をする際夫ゎ車ごと瑞希の家に移動した。
だから、庭先の車庫に夫の車があっていいはずない…なのに…
「なんで…あるのよ」
車ゎ確かにあった。
間違えるなんて有り得ない。夫の車だ。
呆然と立ち尽くしていると玄関のドアが開く音がして私ゎ近くの建物の影に身を隠した。
出て来たのゎ
ーー仲良く手をつないで、笑いあっている2人ーー
…頭が真っ白になった。2人の雰囲気がまさに夫婦のそれだったからだ。
どうやら出掛けるらしく瑞希ゎ明らかに着飾っていた。それに夫もいつもと違って髪をしっかり整え瑞希に負けないくらい着飾っていた。
2人ゎ家のドアに鍵をかけ車へと乗り込む。
発進するのかと思って車内に目を凝らした次の瞬間。
2人の熱烈なキスが目に飛び込んできた
…頭が真っ白どこの騒ぎじゃない。
とにかく気が狂っておかしくなりそうで…恐くて、私ゎ全力でその場から逃げ出していた
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