96人が本棚に入れています
本棚に追加
｢へぇ～…先輩の結婚生活ってなんか…んー平凡っていうか……そんなもんですか？｣
｢うん。そんなもんよ｣
私の話を聞いて目の前にいる女性ー
木戸瑞希ゎいつものように興味深そうに頷いた。
彼女ゎ私の高校時代の後輩で半年前に私の家の近くに越してきたのだ。
以来私の良き相談相手…もとい愚痴こぼし相手になっている。
まぁ、彼女も婚約していて私に不満をこぼしているから…
お互いさまかな？
時間ゎ午後１時
昼下がり、近所の自営のカフェ。
私ゎカプチーノ、彼女ゎエスプレッソを頼んでいつものように談笑していた。
最近でゎこの時間が一番幸せかもしれない。
｢ーーでね～あいつが言うんですよ｣
彼女ゎ夫のことを｢あいつ｣という。
旦那さんの方が２個年上のはず…と思うけど…私にゎ関係ないか。
｢食事が下手だー、とか洗濯しろー、とか、私にゎ私のリズムがあってですね～…｣
話に適当に相づちを打って談笑…
はぁ……幸せ。
でも帰ったらまた笑顔を作ってないといけない…
あ～ぁ…なんて鬱な日常
最初のコメントを投稿しよう！