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朝の陽射しは強くて嫌いだ。悠真は身体を起こすと伸びをした
今日からあの変な生徒会がいる学校へ通う
時計は六時を指していた
「まだ‥‥六時かァ…」
っと言いながら布団から出て制服に着替えた
一階に降りれば母さんが弁当と朝食を作っていた
「おはよ~…ZZzz。。..」
「あら、早起きね」
「そう?…あれ?お兄ちゃんは~?」
母さんと挨拶程度の会話をし、辺りを見渡すと兄の姿はなかった
珍しい…こんな時間に起きていないなんて…いつも六時には起きて母さんの手伝いしてるのにぃ…
「起きてるわよ?」
「へっ?」
「お風呂入りに行ったわ…」
「ふーん」
お風呂か~…そう言えば昨日見なかったな。
あんな煩い人は帰ってきたら解る
暫くするとリビングのドアが開いた
「あ~…朝から良い風呂だった♪母さん。サンキュー♪♪」
「そんな事より早く支度しなさいよ?悠真なんてもう着替えてるんだから~」
母さんは優しく笑いながらお兄ちゃんにそう告げた
お兄ちゃんはと言うと悠真の顔を見ると目を丸くした
「何?汗"人の顔見て驚かないでよ!!」
「ゆっ悠真が…起きて着替えてる……成長したな~♪笑"」
「ちょっ頭撫でん‥なっ!!///」
お兄ちゃんはそう言うと頭を撫でて来た。悠真は慌てて逃げようとするが失敗した‥
「照れるなって」
「照れてねぇー!!///」
「そうか?」
「そうだよっ///」
つまらないと言った表情になるお兄ちゃんはまるで玩具を取り上げられていじけている子供みたいだった
ご飯も食べ終わり、部屋で支度をしているとノックをしてお兄ちゃんが部屋に入って来た
「行くぞ?悠真は今日から同じ学校だからな♪」
「‥‥はっ?」
ニカッと笑うお兄ちゃんに悠真は目が点だった
「オレが通う所にお前が転入して来たのっ♪解ったか?」
「うん‥‥解った」
お兄ちゃんもあの学校だったんだ~‥‥すっかり忘れてたよ汗"
荷物を持ち家を後にした
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