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歩いて五分の所にバス停がある。そこからバスに乗り十分駅に近いバス停で降り、歩いて十分の駅まで行く。
そこからまた電車に揺られて十五分で学校に近い駅で降りる。そして最後はバスに揺られ、途中で降りて歩いて十五分で学校に到着
悠真は学校に着いた時には疲れきっていた
「とうちゃーく♪」
「‥‥ハァ‥‥ハァ‥‥」
「?…どうしたんだよ。悠真?」
「………」
「発情期かぁ~?」
―ゴスッ―
からかい口調だったお兄ちゃんを構わずに殴りつけた
「……ゴメンナサイ」
ボソッと謝るお兄ちゃんを尻目に悠真ははぁ~っと溜め息をこぼした
これから毎日此所まで来るのに約一時間かかるなんて―………(泣)
悠真は溜め息をまた零した
「あれ?昨日の"アリス"ぢゃん」
「!!」
「アリス」に反応をしてしまい振り返るそこには昨日少しだけれど会話をした太陽がいた
「おまっお前は!!」
「噛み噛みだな~(笑)アリス♪」
「煩い!!悠真はアリスぢゃないって言ってるだろ!!」
「…招待状来なかったか?」
「……!?」
招待状…?
悠真はビクっとする。招待状を知ってるのは悠真の家族だけ…
悠真は太陽の表情を恐る恐る見る。太陽は悠真と目が合うとクスリっと笑う様な仕草をした
「なっ何で…」
「何で俺が"招待状"を知ってるのか、だろ?」
太陽はまた笑った
悠真は倒れているお兄ちゃんの姿を忘れていた
「太陽…?」
ボソッまた呟くお兄ちゃんに気付き振り返る
お兄ちゃんは少し驚いていた
「‥‥悠夏さん」
太陽もそう呟いた
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