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悠真は2人を交互に見た。太陽とお兄ちゃんはどう見ても同級には見えないのに‥‥。
お兄ちゃんはしゃがんでいた体を起こした
「お前がこんな時間に来るのって珍しいなぁ~♪」
お兄ちゃんは笑顔で太陽に話しかけた
「…まぁたまには早く来ないとなっ」
太陽も笑顔で返事を返した。悠真はただそんな2人を見ているだけだった
お兄ちゃんと太陽は話しをしながら前を歩いていた
悠真は2人の後ろを歩いていた。
―ドスッ―
「!?」
「きゃわっ!!」
―ドテッ―
悠真が歩いていると後ろから何かにぶつかられた。慌てて後ろを振り返るとそこには可愛らしい子が尻餅をついていた
「ぁっ……ごめん。大丈夫か?」
その子に手を差し出した。すると、その子は悠真の顔をじぃ~っと見た
「??(悠真の顔に何か付いてるのかな~?)」
悠真は解らなくて首を傾げた。その子は少し悩んだ後ハッと何かを思い出したのか再び悠真を見た。
今度は目を輝かせながら……。
「‥‥(汗)」
「ア‥‥リス?」
「りす?悠真はりすじゃないぞ‥‥(汗)」
「ちがーうぅ!!」
その子は自力で起きてぷーっと言いながら頬膨らませた
そして‥‥‥
「アリスって言ったのぉ~(泣)」
「!?」
うぅ~っと半泣き状態になりながら悠真を見る
悠真は否定をしようとしたが声がでなかった
太陽たちは話すのを止めてこっちの方へと来た
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