【プロローグ】

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暫く歩いていると本宮さんが話し始めた 「悠真さまは何故この学園に?」 「はへ?」 意気なりだったからまた奇声を発してしまった 一瞬にして顔が熱くなった。そんな悠真を見てか本宮さんはくすりっと笑った 「ですから、悠真さまは何故この学園に来られたのですか?」 「それは悠真に招待状が来たからだ」 「…招待状…?」 「うん」 首を傾げる本宮さんの顔を伺う 「どうかしたのか?」 「…っ!!あっいえ、何もありませんよ?悠真さま」 「?…そうか」 本宮さんの様子がおかしい。そんな本宮さんはまたにこっと笑うと話しを変えた 「でわ、この学園の事は知らないのですね?」 「あぁ。全く知らん」 「全く…ですか。でしたら、機会がありましたら、お話致しますよ」 「本当か?」 またまた優しく笑う本宮さん。何て優しいんだろ~。良い人だなっ♪ この時はまだ宮本さんが首を傾げたのか、様子がおかしかったのか気付きもしなかった・・・
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