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「ゆっ悠真はメルヘンチックぢゃないっ///」
「あ~はいはい…そうだね♪メルヘンチックぢゃないよ♪」
こっコイツ馬鹿にしてるのか?未だににこにこ笑ってるぞ!!
ふんっと言った感じで絆創膏少年が居る方とは逆の方をみた
宮本さん!!早く来てくれ!!
っと心で願いながら悠真は絆創膏少年と話しを続けた
「あっ俺橘太陽(たちばなたいよう)って言うから」
「はへ?」
いきなりの自己紹介に視線を絆創膏少年に向けた
「一応生徒会長だからなっ♪自己紹介しとこうって思ってさっ♪」
せっ生徒会長……
コイツが?
無いだろ~…こんな不真面目そうでチャシャ猫っぽい奴
「因みに俺の事は太陽でいいからなっ"アリス"♪」
「!!…まだ引きずる気か?」
太陽は未だに笑っている。からかっているのか違うのか悠真には解らない…少し警戒した感じで太陽を見る
「からかってないぜ?事実だ。俺は猫であんたはアリス」
いきなり真剣な声になる。だが、表情は変わらずに笑っている…少し恐怖を感じた
「そっそんな訳あるかっ悠真は悠真だ…あっアリス何かぢゃ無いしっ第一お前人間ぢゃないかっ!」
宮本さん……宮本さん……早く…早く来て!!
そう思った時だった宮本さんの声がした
「全く…いいですか?次は無いですよ」
「…っ!!」
宮本さんの声がする方を見た。そこには宮本さんがいた
ほっと胸を撫でおろした
「宮本には気をつけろよ…アイツは「悠真さま…すいません」
「えっあっ……うん」
太陽は再び口を開いた…だけど声は宮本さんに遮られ聞き取れなかった
申し訳なさそうな表情をする宮本さんに悠真はにこっと笑いかけた
「さぁ…行きましょう。門まで送りいたします」
「あぁ」
宮本さんはにこっと笑った
何だか此所にはいたくなかったから悠真は早く部屋を出た
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