冒頭(Prologue)

2/2
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/36ページ
荒れ狂う暴風の中 二人の旅人がゆっくり歩いていた 「何よここ、ホントにこんなとこに国あんの?」 「知りませんよ元々師匠が「行く」つったんでしょ!」 「だって凄く美しい国だってはなしでしょ?行かないと旅人の名折れよ!」 「前もそれで騙されて誰も住んでない国で殺されそうになったじゃないですっぶぅわ!げふ!」 「なんかさっきより風、強くなってません?しかも雨まで・・・」 「あーもお!やか・・・」 ・・・聞こえない 風と雨が強過ぎる しかも太陽も沈みかけている ・・・やばい 水も残りが少ない 食べ物は・・・よかったまだ携帯食料がある だがそろそろ寝床を探さないと 「師匠!そろそろ寝床探しましょうよ!日が沈んできてますよ」 「・・・!・・・!」 ・・・全然聞こえない つかこの暴風の中スナイパーライフル出して大声出してるところからまともな事言ってるとはとても思えない 「何?聞こえませんよ?」 ・・・何でスコープ覗いてんだろう とりあえず引きはがすか・・・ 「あーー!」(にしおかすみこ風) ぐはぁ!なんとけたたましい 耳が・・・鼓膜が・・・ 「やったやった!お肉ゲット!」 ・・・ん? ・・・驚いた この暴風の中シカっぽい獣を狙撃したとは 「・・・寝床は?」 「・・・あ」 「・・・探しましょうか」 その後はちょうどいい廃屋を見つけそこに泊まった 飯は師匠が狙撃したシカっぽい獣だった
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!