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32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/30(日) 03:52:22.86 ID:3qmHaia70
男「せいっ!」
竜「飽きずによく頑張るな」
男「夫として、竜を守れるようにならないとね。
竜から見て、僕の剣はどうかな?」
竜「ああ。今まで戦った人間と比べても遜色ない」
男「そうか。良かった。でもまだ足りないな、頑張ろう」
男「人間と戦った事があるんだよね」
竜「ああ。…憎い…か?」
男「まさか! 竜が憎いなんてこと、あるわけがない」
竜「…そうか。良かった」
男「何故、戦うんだろう。人間は竜を食べるのか?」
竜「それが目的ではないだろうな」
男「何故なんだろう」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/30(日) 03:53:09.41 ID:3qmHaia70
竜「例えば」
男「?」
竜「私が人間に襲われていたら、お前はどうする?」
男「当然、助けるに決まってる。命に代えても」
竜「多分、相手は、何故人間が竜を助ける、と思うだろうな」
男「…」
竜「戦う理由はそれぞれだ」
男「確かに、それぞれだね」
竜「私の事を大事に想ってくれるのは嬉しい。だからと言って、
人間のお前が人間を恨まないでくれ」
男「…」
竜「それはきっと悲しい事だ」
男「…わかった」
竜「それとだ」
男「?」
竜「命に代えても等と軽々しく言うな。寂しくなる」
男「…ああ、すまなかった」
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