マイナージャンル「ドラゴン」

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56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/30(日) 04:54:41.41 ID:3qmHaia70 男「そう言えば、以前、私が町に行った事があったろう」 竜「あったな」 男「あの時、知った事なんだが、人間はお互いの事を 名前というもので呼ぶらしい」 竜「ああ。その通りだ」 男「何だ、知っていたのか?」 竜「知ってはいたが必要ないと思ってな」 男「まあ、それはそうだな。 私もそう思っていたから言わなかった」 男「今更だが、お互いの名前を付けてみたりしてみないか」 竜「名前を? 何故だ?」 男「いや、ちょっとした暇潰しさ」 竜「ふむ、構わないが…」 男「…」 竜「…」 男「思いつかないな」 竜「ああ、思いつかない」 男「いつも通り、お前でいいか」 竜「私も、竜でいい」 58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/30(日) 04:58:34.38 ID:3qmHaia70 男「せいっ、はあ…っ!」 竜「どうした?」 男「…いや、少し汗で剣が滑っただけだ」 竜「ふふ、年なんじゃないか?」 男「失礼だな。君よりずっとずっと若いんだぞ、私は」 竜「ははは、それはそうだ」 竜「…どこへ行く?」 男「ああ、少し風にあたりに行ってくる。すぐ戻る」 竜「わかった。気をつけてな」 男「若いと言っても、子供じゃない。大丈夫さ」 竜「私から見ればまだまだ子供だがな」 男「竜は、可愛いところは子供なんだがな」 竜「う、うるさい。早く行け!」 男「年、か…何故、私は竜でないんだろう」 男「昔も、そんな事を言ったな…」 59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/30(日) 05:04:45.70 ID:Wqku8JU80 ドラゴンの杖があれば…
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