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8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/30(日) 02:41:50.23 ID:3qmHaia70
男「竜さんのお肌ざらざらしてる?」
竜「どうした、急に」
男「んー」
竜「?」
男「僕のお肌はつるつるしてる」
竜「それはそうだろう」
男「どして、違うのかなあ?」
竜「私が竜で、お前が人間だからだよ」
男「それで、どして、違うの?」
竜「…それは、だから。私が竜で、お前が人間だからだ」
男「だったら、違うの?」
竜「あ、ああ、多分、そのはずだ」
男「よくわかんないや…」
男「ん!」
竜「どうした?」
男「僕もざらざらになる!」
竜「…それは無理だ」
男「なんで無理なの! 竜さんのいじわる!」
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/30(日) 02:48:13.80 ID:3qmHaia70
男「いたっ!」
竜「!!!」
男「血が出ちゃった…」
竜「何をしているんだ! 石なんか持って!
早くこっちに来るんだ!」
男「うん…」
男「すごーい。竜さんからぱーって光が出たよ!
怪我がなおっちゃったよ!」
竜「それはいい」
男「どしたの、竜さん?」
竜「何故、あんなことをしたんだ!
心配をかけるような事はするな!」
男「ごめんなさい。石でこすったら、お肌がざらざらするかなって」
竜「…っ」
男「竜さんとね、同じ姿になれるかなって。
そしたら、竜さん、お嫁さんにできるのかなって」
竜「…そのままでいい」
男「え?」
竜「私はそのままのお前でいいんだ。
お前だって、私をありのまま好いてくれているのだろう」
男「うん…」
竜「…私で良かったら、お前の妻になってやる。
だから、そのままのお前でいてくれ」
男「ほんと!?」
竜「あ、ああ…ほ、ほんとだ。何度も言わせるな」
男「やったー!」
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