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20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/30(日) 03:21:05.73 ID:UhsPoAN0O
オチを想像して泣いた
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/30(日) 03:24:55.07 ID:3qmHaia70
男「せいっ! はあっ!」
竜「…剣の振りがかなり鋭くなったな」
男「そうかな。毎日振ってるからね」
竜「…ずいぶんと体も大きくなった」
男「はは、でもまだ僕が竜が守られてる」
竜「そんなことはない」
男「ううん、わかってる。だから、もっと頑張らないとね」
男「ふぅ…」
竜「終わりか?」
男「うん、少し疲れた」
竜「私の傍で休むといい」
男「うん、そうさせてもらおうかな」
男「花の角飾りを作ったのを覚えてる?」
竜「ああ、忘れるはずがない」
男「今はぼろぼろになってしまったけどね」
竜「だが、あの時のことはすぐに思い出せる。
思い出はほころびない」
男「そうだね…。また作ってあげるよ」
竜「…ああ、楽しみにしている」
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/30(日) 03:32:17.44 ID:3qmHaia70
男「…竜!」
竜「…? どうした?」
男「怪我をしてる!」
竜「本当か? …ふふ、体が大きいと細かい傷まではわからなくてな」
男「笑い事じゃないだろ!
…今すぐ薬草を塗るから動いたらだめだよ」
竜「…ああ、すまない」
男「気をつけてよ」
竜「ああ。手当てしてもらって、すまないな。余計な手を煩わせた」
男「そんな事を言ってるんじゃない」
竜「…」
男「僕には、竜しかいないんだ。怪我なんてしないで」
竜「…ああ。わかった。善処しよう」
竜「…私にもお前しかいない」
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