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二週間後…地球連邦はガルガ島に重装備の海兵隊を送り込んだが、誰一人として島の状況を無線で連絡してこなかった。
そんな状況の中、とある軍施設の室内で二人の男が話合っていた。
ブロンドの若い将校と、サングラスをかけている痩せた黒髪の険しい顔つきの中年将校だ。
ここはサングラスの中年将校の自室のようだ。
ブロンドの若い将校は立っており、それと向かい合う様に中年将校は椅子に座り、右の腕を机の上に置いている。将校の机の上には将校用の帽子と、まだ口を付けていないコーヒーの入ったコーヒーカップ。
カップの中のコーヒーは完全に冷えきっていた。
若い将校が口を開いた。
「駄目ですね…並みの一般兵では歯が立ちません!!いっそのこと島にミサイルでもぶち込んで…!!」
サングラスの中年将校が反論する。
「バカを言うでない!!島には生き残った住民や、奴らに捕まった海兵隊の捕虜が居るかもしれんのだぞ!!」
「では、どうすれば…!?」
「あの男達を使おう……!!」
「…………!?」
少しの沈黙の後、若い将校が口を開く…。
「魂斗羅ですか!?」
「うむ、あの男達は核ミサイル程の破壊力がある。」
「それは言えますね!!なにしろ彼ら以上の海兵隊(ゲ リラ)のプロは存在しませんから……。」
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