序章:憂鬱な毎日

6/7
前へ
/10ページ
次へ
『そうですか…』 『ごめんね。 じゃあまた…』 慶助君がそう言うと彼女はこちはに向かってきた。 「…こっちに来るっ」 「…まるちゃんっこっち」 そう言って幸い、鍵の空いていた近くの空き教室に飛込んだ。 「凄いねぇっ…生告白!!」 「アタシ初めて見たよっ」 はぁ…とため息をつき笑いあった。 「…舞ちんもよくあんな事やるねぇ」 「何言ってんのよ。 まるちゃんもやってたじゃない」 「そうそう…人の告白の覗きなんて」 「「そうそう…って、え?」」 いつの間にか目の前には慶助君の姿が。 もしかして全部聞いてた…?        
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

78人が本棚に入れています
本棚に追加