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「実はね…慶助は私の…」
教室についた後。
舞ちんが深刻な顔をして私に話しだす。
慶助君の事を知らない私にとってはドキドキとしながら次の言葉を待った。
「幼なじみなのっ!!」
幼なじみ?
「へ…へぇ…」
なんだ、そんな事か。
と思っている裏腹、
どうしよう。
と焦っている自分がいた。
「黙っててごめんね」
何故謝る必要があるのだろうか。
彼女は私の好きな人を知らないはずなのに。
そもそも最初から前触れなくそんな事を教えてくれたのが不思議だった。
どうして?
すると彼女は私に向かってフフッと笑ってこう言った。
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