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～ichiside～

色とりどりに刺繍された重たい着物、腰まで伸びる金髪の長いカツラ。
着飾って着飾って…。

「あんためっちゃ綺麗やな。」

小さい頃から言われ慣れた言葉やった。

「ありがとう。」

そう言って笑ってやれば、みんな盛りのついた猿みたいに俺の身体を貪る。
汚い手でまさぐって、汚いものを俺の中に入れてくる。

綺麗ちゃうよ？

俺は汚い。

なんでわかれへんの？