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その日の夜、また、創希は龍神神社に神様に会いに行った。
いつも忙しい神様は、どこにいるかわからない。
沙羅とあった時にも、会えなかったのだ。
いつものように階段に座っていた。
突然、後ろから殴られた。
そしてこんなことを言った。
「お前に、人を助けるために俺の力の一部を託してやったのに、何もやってないとは、何様だ!」
そう、ある契約とは創希が人を助けるために、神様が色々な物や力を与えてやることだ。
簡単に言うと、神様は仕事を楽にしたいだけなのだ。
いきなり、後ろから殴られて創希は少しイラついた。
「仕方ないだろ!どういうふうに使うかわからないんだし、何をすればいいかわからないんだから!」
『初日にしっかりやれていうほうが、無理だ。』
と、思った。
そしたら、神様が
「確かに、無理だ…。明日はちゃんとやれよ。」
「…おい。人の心読めるのか?」
創希は驚いた。
神は自慢げに
「当たり前だ!」
と言った。
創希は、何かを思い付き、すぐに帰った。神様を置いてきぼりして・・・
「おーい。帰るとき挨拶ぐらいしろよ~。」
神様は、少し寂しくなった。
寂しくなった神は、そこにいた猫と遊んで帰った。
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