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今から一年前……
アラタ「(あちぃ…)」
アラタは馬車に乗っている。馬車は中々大きく、荷物が乗りながらも八人が余裕で乗れている。
アラタ「(後一時間くらいか……寝よ…)」
アラタは寝ようとしていた、が、
「葵♪街に着いたら結婚しよう!」
「達也さん…もう少し考えさせて…」
「いつまでも待つよ!僕は君を最後まで守るって決めたからね♪」
どごぞやのカップルが煩くて眠れない。
アラタ「(眠れない…他でやれよ…)」
アラタがうとうとしている、その時
ドガァンッ!!
ガダンッ!!
馬車が大きく揺れた。
アラタ「なんだ?」
馬車の壁の隙間から外を見てみると、黒いフードを被った男が三人いる。
アラタ「(一人はボウガン…二人目が片手剣……三人目は鎌か?……あぁ…ダークサイスか…)」
「馬車の積み荷と金目の物…後乗客を一人人質に寄越せ!」
「そ…それはなりません!!」
馬車の運転手がそう言った瞬間
ズドンッ!!
発射音が鳴り響いた。
「この通り人を殺すことに躊躇いはもたない!!素直に言う事聞け!!」
アラタ「(あ~あ…殺っちゃった。暫らく様子でも見るか…)」
「出てこないようだな!!……仕方ない…オイ!!」
男がそう言った瞬間
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